|

● 最近、パソコンを操作していたり、読書したりすると、
⇒ 『目の奥が痛くなったり』、『頭が痛くなったり』、『首・肩が凝ったり』、
『腕がしびれてきたり』、『頭の皮が突っ張ったり』 した覚えがありませんか?
⇒ その多くの原因は、
『老眼が出てきた』
証拠です。
では一体どうしたら良いのでしょうか?
詳しくは、『一番下の欄にリンク』
●
『老眼』
とは、専門的に言えば、
『調節障害』
と言うことになります。つまり 『目に力をグイッ−と入れて、近くの物を凝視できなくなった』 状態で、眼科ではこの調節障害が出現して来た状態の目を 『老視眼』 と呼びます。』
* ちなみに、老視と遠視とは、よく混同されますが全く違います。
『遠視とは、目のピントが合う所が遠方にある状態の目で、静的な状態』
であるのに対し、
『老視とは、ピント合わせがしにくくなっている状態の目、つまり、動的な状態』
と言えましょうか? つまり、『馬力が小さいのと、馬力が出ないとの差』みたいなものです。
でも現実では、『近くが見にくい』のですので、ゴッチヤに思いますよね。
もっと詳しく知りたい方は、http://www.santen.co.jp/health/enshi.shtml
● では、
『老視=調節障害』
ですので、この仕組みについて簡単に説明します。
眼球は丸い形をした球体ですが、中に 『水晶体』 といった柔軟性をもつ 『凸レンズ』 が入っており、これに 『毛様小体』 という細かい紐状の靱帯が周囲を取り囲んでおり、これが茶色目=虹彩の後に位置する 『毛様体』 に付着しています。
この毛様体筋が収縮すると ⇒毛様小体が緩み ⇒ 水晶体元来の弾力で水晶体が厚くなります=つまり、コンデンサ−として働きますので ⇒ 更に近くが見えます。
と言うことになります。しかし、
『老化と共に体の各パ−ツが硬くなって』
きます。体の前屈もしんどくなりますし、水晶体も以前ほど厚くならなくなってきます。
ひょっとして頭も……⇒ 『目では、近くの物が見にくくなって』 きます。
● ところで、生活時間の70%位は室内であり、仕切り板・壁より遠くは見えず、あるいは、見る必要がなく、近業を選択するわけですから、自然と眼球のピントは近くにあってきた方が楽に決まっています。しかし、これが 『調節障害=老視』 では困難ですので、
『厚さが足らなくなった水晶体の厚みを、同じような厚さの透明な物体=メガネで補う』
ことが必要になります。
⇒ つまり
『この厚さの差=薄い凸レンズ』
で補う事になります。当然、この『凸レンズは、プラスティック、ガラス製品』ですので、『固定焦点=ピントが合うところが一ヶ所』
になります。
⇒ 一番近くにピントを合わしたメガネを老眼鏡といいます ⇒ その凸レンズが薄ければ薄い程ピントが遠くになります⇒『遠くは見えるが、近くはみえない』
● そこで、メガネの上下に厚さの違うレンズを貼り付けたり、組み合わせたりしたメガネが発明されました。これが、遠近二焦点レンズ類の誕生です。商品名 『バリラックスレンズ』 などが有名です。
(医学書院 湖崎ら著 『眼鏡ハンドブック』より抜粋)
● しかし、これだと 『遠方』 と 『近方』 の両方は見えますが、中間距離は見にくいですし、また、人からの見た目にも、『いかにも老眼が入っています』 と言わんばかりのメガネですので、更なる改良が図られました。
(医学書院 湖崎ら著 『眼鏡ハンドブック』より抜粋)
⇒ この境目をなくして、連続的に焦点を変える技術がプラスティック成形の発達に伴って開発されました。これが上記の
『累進焦点メガネ』
です。
● 更に、遠くか、近くか、その中間部かの重点距離がはっきり見えるように、各部を強調したメガネが更に改良されてきました。
つまり、『遠近主体か、遠中主体か、中近主体か』と言うことです。
(医学書院 湖崎ら著 『眼鏡ハンドブック』より抜粋)
● 元来、遠用重視である『遠近両用眼鏡』での、実際的な見え方はこのように、遠くが見えやすいですが、近方の領域は狭いのです。

● 閑話休題。物をみる距離は職業によって変わってきます。
たとえば、
タクシ-運転手
の方や、漁師ならば殆ど遠くをみて、日報を書くとき位しか、近くを見る事はないでしょう。つまり、重要度から考えますと、
遠方視>近方視(A)
になります。

しかし、現在、先進工業国の多くの方は
室内で作業
をされます。特にコンピュ-タ−が導入されて以来、建築・設計・グラフィック関係ではCAD-CAMが必須ですし、一般的事務職でもオフィスではパソコン作業が全盛です。自宅に帰ればTVゲ−ム、インタ−ネットと本当にキ−ボ−ドを操作する事だらけです。
近方視>遠方視
が圧倒的に必要になってきます。
⇒ しかし、上記のことからも判りますように、圧倒的大多数の中年以降の方には、手元(近距離)〜中距離までの作業が要求されるわけですので、それなら、いっそのこと、『遠用部は捨て、中間〜近方を重視した室内で作業専用の累進焦点レンズ』が誕生してきました。それが、『近近眼鏡(聞き慣れない言葉ですが…)』で、究極に進歩した『老視鏡』です。
● 実際の見え方は、
このように手元〜室内の向こう側まで疲れが少なく見えますが、窓のから外は見にくく設計されています。



|